~添削の質を高めるためにできる工夫とは~
小論文対策の中で、「とりあえず書いて提出すれば何とかなる」と考えていませんか?
もちろん、実際に文章を書いて誰かに添削してもらうことは大切です。ですが、**書き終えた小論文を“より良い形で添削してもらうための準備や工夫”**ができているかどうかで、学びの深さとスピードは大きく変わります。
この記事では、小論文を指導者に添削してもらう際に、「ただ添削してもらう」から一歩進んで、添削の効果を最大限引き出すためのコツをご紹介します。
1. 書きっぱなしではもったいない!添削の価値を最大化する視点
小論文の添削は、「文章の正しさや表現を直してもらう場」だけではありません。むしろ、**自分では気づけなかった発想のズレ、構成の弱点、論理の曖昧さに気づくための“対話の場”**です。
しかし、以下のような「もったいない添削依頼」が意外と多く見られます。
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書いた文章を送って終わり(質問・振り返りなし)
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添削コメントを読まず、書き直さずに放置
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添削者に伝えたい意図や悩みが何も添えられていない
これでは、せっかくの添削も「一方通行の赤ペン指導」で終わってしまい、成長につながりにくくなります。
だからこそ、“添削の前後”にやるべき準備と工夫が大切なのです。
2. 添削の前にやっておきたい3つの準備
①「この小論文で何を伝えたいか」を明確にする
まずは、自分がその文章を通して何を言いたかったのかをひとことでまとめておくこと。テーマに対する立場・主張が曖昧なままだと、添削者にも伝わりにくく、適切なアドバイスがもらえません。
例:
×「なんとなく書いてみました」
〇「AIと人間の関係性について、依存しすぎず協力すべきという立場で書きました」
このように主張をはっきり言語化しておくだけで、添削の質がぐんと上がります。
② 添削者に聞きたいポイントをあらかじめ伝えておく
添削前に「どこを特に見てほしいか」を伝えるのも非常に効果的です。
例:
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「論理の展開が自然かどうかを見てほしい」
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「この意見は説得力があるか?」
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「この具体例は適切か?」
こういったポイントを伝えておくことで、指導があなたの課題にピンポイントで届くようになります。
③ 書く前の「設計図」を取っておく
書く前に構成メモ(=導入→主張→根拠→結論など)を簡単に作っておき、提出時に添えてみましょう。
これは、添削者にとっても「あ、この人はこういう流れで考えたのだな」と文脈が読みやすくなる上、自分でも論のズレを振り返りやすくなるという利点があります。
3. 添削後に「伸びる人」がやっている3つの習慣
① 添削を“読む”だけでなく、“分析”する
返却された小論文を、ただ読むだけで終わらせていませんか?
添削された部分を次のように整理してみましょう。
| 修正内容 | なぜ修正された? | 今後どう直す? |
|---|---|---|
| 接続詞の誤用 | 文脈に合わない「しかし」を使っていた | 前後の関係を考えて接続詞を選ぶ |
| 主張が曖昧 | 「思う」という表現が弱い | 断定的に「〜である」と言い切る |
このような「自己分析ノート」を作ることで、指摘が自分の血肉となって定着しやすくなります。
② 「書き直す」ことで弱点克服が加速する
一度添削された文章をもとに、改善版の小論文を書き直す作業は非常に大切です。
ここで初めて、「自分の力で良い文章を書ける」ようになります。特に次の点を意識して書き直すと、効果が高まります。
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添削コメントを活かす
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主張・具体例・論理の流れを再整理する
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字数のバランスを調整する
③ 自分なりの“成功パターン”をストックしておく
何度か添削→書き直しを繰り返す中で、「この構成はうまくいった」「この言い回しは説得力がある」という自分なりの成功パターンが見えてきます。
それをメモやノートに蓄積しておけば、次の小論文作成時に再利用が可能になり、思考のスピードも上がります。
4. オンライン添削を活用する際のポイント
最近では、オンラインで小論文を提出・添削してもらうサービスが増えています。効率的な活用のために、以下のポイントも押さえておきましょう。
◯ 添削形式を確認する(記号だけか、解説付きか)
添削といっても、
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赤字のみで返却される
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丁寧な解説コメントがつく
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Zoom等で対話型のフィードバックがある
など形式はさまざまです。自分に合ったスタイルを選びましょう。
◯ 過去の添削結果を一括管理する
返却された小論文は、必ず保存・分類しておきましょう。
おすすめの整理方法:
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フォルダ名:「テーマ別」「問題別」
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添削者ごとに分ける
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修正前/修正後で並べて見比べる
こうすることで、自分の伸びた点・弱点を可視化できます。
5. 保護者の方へ:添削を「ただの赤ペン」ではなく「学習の対話」として支える
保護者の方ができるサポートとしては、次のような視点が大切です。
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「赤字の多さ」より「何が改善されたか」に注目する
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添削後の小論文を一緒に読んで、子どもが何に気づいたかを話してみる
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点数や評価だけでなく、「どこをどう変えたか」を褒める
小論文は思考力・表現力のトレーニングです。「すぐに上手く書けるものではない」と理解し、継続して改善に取り組む姿勢を支えてあげることが、学力向上への近道になります。


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