【小論文】小論文で使える面白い事例を見つける方法

小論文の書き方

小論文で得点を伸ばすには、文章の論理性だけでなく、具体的で印象に残る事例を挙げられるかが重要です。
多くの受験生は、「知識はあるけど、書ける内容が思い浮かばない」と悩むことがあります。

この記事では、効率的に小論文の事例を収集し、自分の文章に生かす方法を解説します。
面白く、説得力のある事例を使えるようになることで、答案の完成度は大きく変わります。


1. 小論文の事例とは何か?

事例とは、論点を補強する具体例のことです。
小論文では「自分の主張を裏付ける材料」として使用します。

事例の種類

  1. 歴史・社会的事例

    • 社会問題、政策、歴史上の事件、法律や統計など

    • 例:「高齢化社会における介護ロボットの導入事例」

  2. 科学・技術的事例

    • 最新の研究成果や技術革新

    • 例:「人工知能を活用した医療診断の成功例」

  3. 身近な経験・観察

    • ボランティア経験、学校生活、身の回りの出来事

    • 例:「地域清掃活動で感じた協力の大切さ」

  4. ニュースやメディア情報

    • 新聞・テレビ・インターネットで取り上げられた話題

    • 例:「SDGs関連の取り組みを行う企業の事例」


2. 面白い事例を見つけるための情報源

事例を集めるためには、情報源の選び方が重要です。
単にニュースや資料を読むだけでは、「面白い」事例にはなかなか出会えません。

(1)新聞・ニュースサイト

  • 日経新聞、朝日新聞、NHKニュースなどで社会問題や最新の研究成果をチェック

  • 注目ポイント:数字・統計・ユニークな取り組みがある記事は記憶に残りやすい

(2)書籍・専門書

  • 学校の図書館やオンラインでテーマ別の書籍を読む

  • 歴史や科学、心理学などの専門知識から具体的なエピソードを拾う

(3)実際の経験

  • 自分や友人、ボランティア活動の体験を整理してメモ

  • 「どの部分が課題解決のヒントになったか」を意識すると、小論文で使いやすくなる

(4)SNS・YouTube・ブログ

  • 話題になっているユニークな社会活動や研究事例をリサーチ

  • 注意:信頼性の低い情報は引用しない。あくまでアイデア出しの参考にする


3. 事例を効果的に使うコツ

単に事例を羅列するだけでは小論文として成立しません。
効果的に使うには、**「主張との関連性」と「具体性」**が重要です。

(1)主張との関連性

  • 事例は「主張を補強する材料」であることを意識

  • 例:主張が「チーム医療の重要性」の場合、チーム医療の成功事例を提示する

(2)具体性

  • 数字、状況、結果など具体的に書くと説得力が増す

  • 例:「看護師5名と医師2名で対応した緊急手術で、患者の回復が通常より3日早まった」

(3)簡潔にまとめる

  • 事例が長すぎると本文の論理の流れが途切れる

  • 1〜2文でポイントを明示し、主張に直結させる


4. 事例を日常からストックする習慣

小論文の事例は、試験前だけ集めても限界があります。
日常生活での「情報収集習慣」が重要です。

(1)ニュースを読む習慣

  • 毎日1〜2本、社会や医療、教育関連の記事を読む

  • 読んだ記事を「主張×事例」としてメモに整理

(2)メモ帳・スマホで整理

  • 記事や体験をテーマごとにストック

  • 例:環境問題/教育/医療/テクノロジーなど

(3)身近な出来事を観察

  • 学校での活動、地域イベント、ボランティアでの気づき

  • 小さな出来事でも「論点に結びつくか」を意識すると価値ある事例になる


5. 事例を生かす文章構成の工夫

小論文は「序論・本論・結論」の3部構成が基本です。
事例を入れる場所によって印象や説得力が変わります。

(1)序論で問題意識を提示

  • 例:少子高齢化が進む現代社会で、教育格差が広がっている

  • 事例を使うと、問題の具体性が増す

(2)本論で事例を展開

  • 主張を裏付ける具体例を1〜2つ挙げる

  • 事例の詳細→主張へのリンクを明確に書く

(3)結論で事例を振り返る

  • 事例を踏まえて、自分の意見や提言で締める

  • 読者に「なるほど」と納得させる効果がある


6. 面白い事例の条件

小論文で「面白い事例」とは、単に珍しい話ではありません。

条件1:読者の興味を引く

  • 驚きや意外性があると印象に残る

  • 例:ロボット介護やAIを使った医療現場の事例

条件2:論理的に主張を補強する

  • 面白くても主張と関連がなければ意味がない

  • 例:教育格差の論文で、SNSを活用した家庭学習支援の事例

条件3:短くまとめられる

  • 文章のリズムを崩さないよう、簡潔に

  • 1〜2文でポイントが伝わる事例が理想


7. 事例の活用練習法

実際に事例を文章で生かす練習をすると、定着度が高まります。

ステップ1:テーマを決める

  • 「環境問題」「医療」「教育」「テクノロジー」など

ステップ2:関連する事例を3つ挙げる

  • ニュース・体験・書籍から1つずつ

ステップ3:事例を1文でまとめる

  • 事例の内容と、主張への結びつきを簡潔に書く

ステップ4:小論文に組み込む

  • 序論・本論・結論に事例を組み込む練習

この繰り返しで、「事例が自然に浮かぶ」「文章の説得力が上がる」状態になります。


8. まとめ

小論文で高得点を狙うには、面白くて説得力のある事例が欠かせません。

ポイントは次の通りです。

  1. 事例の種類を理解し、目的に応じて使い分ける

  2. 情報源を幅広く活用し、日常からストックする

  3. 主張との関連性と具体性を意識して使う

  4. 序論・本論・結論の構成に沿って配置する

  5. 面白く、短く、説得力のある事例を選ぶ

これらを日常的に訓練することで、**「面白い事例が書ける小論文力」**が確実に身につきます。
受験直前だけでなく、日々の学習から意識して情報を集め、文章に生かす習慣をつけることが合格への近道です。

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