【小論文の書き方】論点がズレないための小論文の書き方を引き立てるコツ

小論文の書き方

小論文は「自分の考えを論理的に伝える力」を問われる試験です。大学受験や公務員試験、就職活動の一環としても出題されることが多く、非常に重要な科目になっています。しかし、実際に書いてみると「論点がズレてしまう」「伝えたいことがぼやける」と悩む人が多いのも事実です。

そこで今回は、小論文の論点をズレさせずに的確に書くためのコツを、構成法や文章表現、添削ポイントを交えて解説します。これを押さえれば、「何を書けばいいかわからない」という不安が解消し、説得力のある文章が書けるようになります。


■1. 小論文の論点がズレる原因とは?

論点がズレる原因は主に以下の3つです。

(1)設問の内容を正確に読み取れていない
「~について自分の意見を述べよ」「~の問題点と解決策を論ぜよ」など、設問には必ず求められているテーマや切り口があります。ここを正しく理解していないと、的外れな内容になってしまいます。

(2)自分の主張がぼんやりしている
意見を漠然と書いてしまい、「何を伝えたいのか」があいまいになることがあります。文章があちこちに散ってしまうと、読者(採点者)に伝わりにくくなります。

(3)論理構成が甘い
論点を支える理由や根拠が弱かったり、段落のつながりが不自然だったりすると、主張が説得力を欠きます。結果として「論点がズレているように見える」状態になります。


■2. 論点がズレないための「読み取り力」を鍛える

小論文を書く前の最重要ステップは、設問の正確な読み取りです。

  • 設問文のキーワードをマークする
    「~について」「問題点」「原因」「解決策」「自分の考え」など、要求されている視点や範囲を明確に把握しましょう。

  • 設問文を自分の言葉で言い換えてみる
    「何を問われているのか」「何を書くべきか」をシンプルに整理し、書き始める前に自分の中で論点を固めます。

  • 条件や字数制限を確認する
    「論じるべきテーマの幅」や「使える文字数」は論点を絞る上で非常に重要です。


■3. 論点をズレさせない「構成の作り方」

小論文は序論・本論・結論という3つのパートで構成します。それぞれの役割を意識すると論点がズレにくくなります。

【序論】テーマと論点の提示

書き出しで、「この問題について何を論じるのか」を明示します。設問の要求に合わせて、「私は〇〇と考える」と自分の立場をはっきりさせるのが効果的です。序論が論点の「設計図」になるイメージです。

【本論】理由・根拠・具体例で支持する

本論では、「なぜそう考えるのか」「どのような具体例があるのか」を3つ前後の段落に分けて展開します。一つの段落に複数の論点を詰め込まず、1段落1主張を守りましょう。

【結論】論点を再提示してまとめる

最後に、序論で提示した論点を改めて示し、「自分の意見が明確であること」を強調します。結論部分で新しい情報を出すのは避けましょう。


■4. 論点をブレさせない「書き方」のポイント

  • 具体的で分かりやすい言葉を使う
    抽象的な表現や難しい言葉を多用しすぎると読者が混乱します。伝わる言葉を選びましょう。

  • 接続詞を活用して論理をつなぐ
    「なぜなら」「つまり」「しかし」「だから」などの接続詞で論理の流れを明確にし、論点をしっかり支えます。

  • 一文を短く、簡潔に
    長くて複雑な文章は論点がぼやけやすいです。1文1主張を意識して、シンプルな文章を心がけてください。

  • 主語と述語をはっきりさせる
    主語不明の文章は、誰が何を言っているのか分かりにくくなります。主語を抜かさずに書きましょう。


■5. 書いた後の「論点ズレチェック」方法

完成後に見直す際にできる簡単な確認法です。

(1)設問と自分の主張を見比べる
「設問で問われていることにちゃんと答えられているか?」

(2)序論の論点と本文の内容を照合する
「序論で立てた論点に本論の内容は対応しているか?」

(3)段落ごとに要約してみる
段落ごとに「何を言っているか」を短くまとめ、論点とズレていないか確認。

(4)第三者に読んでもらう
友人や先生に読んでもらい、「何が言いたいのか分かるか?」を聞くのも効果的。


■6. 論点ズレを防ぐための練習法

  • 設問ごとに要約練習をする
    過去問などの設問を読み、自分の言葉で「この問題は何を問うているのか」を1~2行で要約する。

  • 論点に沿ったアウトライン作成を習慣にする
    本格的に文章を書く前に、序論・本論・結論の要点を箇条書きにまとめる練習を積む。

  • 添削を積極的に受ける
    自分の論点がズレていないか、プロや先生の視点で見てもらうことが上達への近道。


■7. まとめ

小論文は、論点がズレると全体の評価が大きく下がってしまいます。しかし「設問を正確に読み取り、論点を明確にする」「序論・本論・結論の構成をしっかり作る」「具体的でわかりやすい言葉を使う」「書いた後に必ず論点チェックを行う」という基本を守れば、論点ズレは防げます。

そして、何よりも論点がズレない文章を書くには、「書く前に考える」ことが大切です。焦らず時間をかけて設問分析とアウトライン作成を行い、説得力のある小論文を目指しましょう。

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